2006年 03月 19日
これぞ、人間。 |
「陰日向に咲く」劇団ひとり
久し振りのまつげパーマをかけた後、カフェで1時間くらいで読んでしまった。
劇団ひとりは、お笑いの芸風としてはあまり好きではないけれど、ネタの人間観察には圧巻。
ブラックな目線で人間を演じる劇団ひとりならではの作品だな~って思った。
ひねくれているけれども正しい。
歪んでいるけどまっすぐ。
これぞ人間の姿だ。
オムニバス(って言っても、最後には1つのストーリーとして繋がっているのだけれど)のそれぞれの主人公たちは、
どうしようもなくかっこ悪くて、
バカみたいに純粋で、
イライラするくらい不器用なうえに、
「超」がつくくらいお人よしで、
呆れるほど世渡り下手だけれども、
人間味があふれるヤツばかり。
毒っ気たっぷりで描く人間はなんでこんなにも愛おしいのだろう?
by george-ms
| 2006-03-19 02:27
| NO book,NO woman